デジタルサイネージが最近よく用いられるようになってきていますが、これはそもそもどういう意味なのでしょうか。デジタルという言葉は既に日本語化していて説明を要しませんが、サイネージはそうでもありません。サイネージを辞書で引くと標識とか記号、マークといった訳語が出てきます。そのため、デジタルサイネージを直訳するとデジタル標識といった意味になり、道路にある交通標識か何かのことかと思われるかもしれません。

確かにそのような用途で用いられることも全くないわけではありませんが、一般的な認識では狭すぎます。ここでは、サイネージは看板とか広告といったように、標識だけには限らずとにかく何らかの意図を持ってそれを見る人に対して情報を与えたり、訴えかけたりする全ての表示物や掲示物を指すと考えるべきものです。このように広く捉えると、確かに最近では街中にデジタルサイネージが溢れていることに気づきます。とにかく、電子化された掲示物ということで、パソコンやテレビに使われているような、あるいはそれよりもはるかに大型の液晶ディスプレイが使われているものを思い浮かべれば、それはほぼ間違いなく当たっています。

商業施設の屋外広告などには非常に大型のものもありますし、屋内でも今までであれば紙のポスターが掲示されていたところに液晶ディスプレイが置かれていたりします。その他、駅や空港、ホテルや病院、学校など、ありとあらゆるところで多く用いられています。

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