ストレージとは、パソコンやスマホなどに使用されている補助記憶装置のことです。外部記憶装置とも呼ばれます。メインメモリが主記憶装置や内部記憶装置と呼ばれることから、対比してこのように呼ばれます。ストレージの種類としては、ハードディスク(HDDとも呼ばれます)、SDカード、フラッシュメモリ、USBメモリなどがあります。
また、最近では使用されなくなりましたが、パソコンではフロッピーディスク(FDとも呼ばれます)が、大型コンピュータやオフコンでは磁気テープカートリッジや磁気ディスクなども使用されていました。これらのデバイスにプログラムを保存しておき、プログラム起動時にはここから読み出して本体のメインメモリに展開して動作させます。また、プログラムが使用する映像や音や文章などのデータファイルも、これらのデバイスから読み出して使用したり、あるいは保存されることになります。パソコンの起動時には、まずはじめにIPLと呼ばれるROMに書き込まれたプログラムが動作します。
このIPLは、OSプログラムをストレージから読み出し、メインメモリに展開してOSの動作を開始させます。OSは、ストレージから次々とデータやプログラムを読み出してゆき、最終的に起動が完了します。一方、スマホなどの場合には、リセット(あるいは再起動)を行わない限り、購入時の最初の1回のみこの起動動作が行われますが、その後はメインメモリが常に通電状態になっていて、プログラムやデータが保持されている状態のため、起動処理は行われなくなります。デジタルサイネージのことならこちら