多くのタブレットには、無線規格のひとつであるbluetoothが搭載されています。bluetoothの伝送距離は、条件が整っていたとしても、最大で同一フロアの半径100m程度、伝送速度は最大で24Mbps程度と、一般的なWi-Fiと比較すれば低いスペックですが、その代わり消費電力が低いため、まさにバッテリーで駆動するモバイル端末であるタブレットに向いている仕様です。新規格のbluetooth low energyでは、さらに低い消費電力を実現し、バッテリーへの負担が大きく削減されました。 接続方法は簡単で、タブレットをペアリングモードにしてからbluetooth対応機器を近付けると認証画面になり、機種によって「Yes」をタップしたり、認証番号を入力する事で、ペアリングが完了します。
Wi-Fiと違い、IDやパスワードは必要ありませんが、機器が個別に持っているデバイスIDを照合して認証してから接続されるため、セキュリティの面でも安心です。 そんなbluetooh機器は、多岐にわたるさまざまな種類があります。オーディオの分野では、イヤホン、ヘッドホンは、ワイヤレスで、ケーブルの長さに縛られる必要が無いのと同時に、タブレット向けの製品であれば、マイクも内蔵しており、音声チャットやIP電話の通話にも、ハンズフリーで対応できます。本体のスピーカーがモノラルだった場合は、ステレオスピーカーを接続すれば、オーディオ出力の機能を拡張できるだけではなく、自由なレイアウトを実現します。
キーボードやマウスを接続すれば、タブレットを、まるでノートパソコンのように機能させる事もでき、文字入力時のレスポンスを大幅に向上させます。また、bluetoothテザリングを利用する事で、接続された機器からも、インターネットの利用が可能になります。デジタルサイネージのことならこちら