デジタルサイネージを運用するには電気代やコンテンツの更新費用の他に、保守費用やサーバーの使用料などが必要になります。電気代はディスプレイのサイズによって大きく変わることはありませんは、設置台数が多くなるほど増えるので注意が必要です。集客効果と電気代を比較検討してメリットが大きいと判断できる場合には導入するとよいでしょう。多くの消費者に効果的にアピールして集客を増やすには、定期的にコンテンツを更新しなければなりません。
コンテンツを管理したり再生スケジュールを設定するために使われているソフトウェアがCMSです。CMSの正式名称はコンテンツ・マネジメント・システムで、コンテンツの作成・修正やデータファイルの管理などを容易に行えるため更新の手間やコストを抑えることができます。このソフトウェアを使う場合には1台の端末につき月額で4000円から1万円ほどかかり、具体的な金額は機能やデータ量によって変化します。CMSを使わない場合はコンテンツの更新作業が必要になるので人件費や外注費などが発生します。
デジタルサイネージを使い続けるには定期的な保守・点検が重要になりますが、専門の会社に依頼した場合には毎月3000円から5000円を支払う必要があります。依頼する会社によって具体的なサポート内容が異なり、別途で追加料金が必要になる場合もあるので注意してください。デジタルサイネージを使うにはサーバーの使用料も必要になり一般的な相場は月額5000円以上とされています。サーバーによって使いやすさや料金に違いがあるので、比較検討して最適なものを選ぶとよいでしょう。