インターネットの普及によりスマートフォンやタブレットも様々な種類が発売されるようになり、その利用者も増えてきました。タブレットとパソコンの大きな違いは軽量であることから持ち運びしながらでも使用できることにあります。ケーブルの数を減らすことができるのも大きなメリットです。タブレットの接続機器も色々ありますが、持ち運びには有線より「bluetooth」などの無線通信が適しています。
また、従来の赤外線通信では端末側にレシーバーを接続する必要がありました。それらはUSBポートに接続するものであり、USBメモリーなど他の周辺機器を接続できなる他、タブレットにはUSBポートが無い機種もあります。もう1つ、bluetoothが便利なのは利用できる機種が多いことにあります。マウスやキーボードの入力装置はもちろん、クラス1のものであれば100mの距離間でも届くことからプリンタの接続にも活用されています。
なお、bluetoothの規格開発は1994年にスウェーデンのエリクソン社でのプロジェクトとして開始したもので、現在のbluetoothという名称を発表したのはエリクソンの他、インテルや東芝ら5社によって「Bluetooth SIG」を設立した1998年でした。その後、多数の企業が参入し、日本で普及が始まったのは2003年頃からとなりました。ちなみに、bluetoothはエリクソン社の技術者が名付けたもので、「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込められたとされています。